先般、北京オリンピック組織委員会の蒋効愚執行副主席は新聞発表会で、「11月11日に発表されることになっている北京五輪のマスコットには次の五つの特色がある。①北京五輪主催の理念とオリンピック精神を具現したもの。②濃厚な中国的特色を保つ。③幅広い代表性がある。④独創的な知的所有権、大きな市場開拓の可能性がある。⑤集団の英知を濃縮したものであること」を明らかにした。 蒋効愚氏によると、一、北京五輪マスコットは北京五輪の「グリーンのオリンピック、人文のオリンピック、科学技術のオリンピック」という主催の理念とオリンピック精神を具現し、「平和発展、人類と自然の調和のとれた関係、人々がむつまじく付き合う」という人類社会の理想と念願を表したもの。マスコットのイメージはすでに皆様がご承知の北京五輪ロゴマーク「中国じるし」、スローガンの「同じ世界、同じ夢」と一体化され、「より美しくて、より調和の取れた人類社会を築き上げる」という中国の人々の願いと努力を世界に伝えることとなった。 二、マスコットには濃厚な中国の特色がある。北京五輪マスコットは豊かな中国文化の内容を参考にしたもので、中国文化の多様性を多くの面から提示し、著しい人文的ニュアンスを持つ視覚イメージを提示する要請を具現したもので、北京五輪ロゴマーク「中国じるし」、北京パラリンピックのロゴマーク「天?地?人」に比べれば、マスコットのイメージそのものは異なっていてもその効果は変わることなく、調和のとれた北京五輪のトータルなイメージを作り上げるものでもある。 三、マスコットは幅広い代表性を保っている。北京五輪マスコットのデザインと評議?選定は国内外に注目されており、かなり幅広い代表性があり、13億の中国の人々ひいては世界各国のマスコットへの期待感を満たしうるものとなろう。 四、マスコットは独創的な知的所有権、大きな市場開拓の可能性がある。北京五輪マスコットはユニークなデザイン、独創的な知的所有権を保有している。また、さまざまなスポーツ種目のデザインにふさわしいもので、他の五輪記念品との組み合わせも便利であり、さまざまな材質の記念品の開発にマッチするものでもある。マスコットの特許商品は初期においても6類の300品目があり、今後より豊かなものとなろう。 五、北京五輪マスコットは集団の英知の結晶であり、人々の知恵と努力を示すものであり、特に創作?手直しグループのメンバーたちが非常に重要な役割を果たし、国内のアーチストたちも数回にわたって討議と手直しをおこない、貴重なアイデアを提出した。そのため、北京五輪マスコットは集団の英知の結晶とも言われるものであろう。 「チャイナネット」 2005年11月11日 |