中国では第10次五カ年計画の期間(2001~2005年)中、税収額が年約18%のスピードで急速に増えており、05年度の税収額は3兆元を突破する見通しだ。第11次五カ年計画(2006~2010年)をめぐる新たな情勢やニーズを前に、経済成長モデルの転換や消費構造の改善、農業支援強化などにおいて、財政が重要な役割を果たしていくとみられる。こうした見通しは20日に開幕した「中国財税フォーラム2005」で明らかにされた。 国家財務総局の謝旭人局長は同フォーラムのあいさつで、「第10次五カ年計画の期間、税務事業の成果は著しく、税収額は年平均約18%ずつ増えており、経済?社会の発展に大きな資金的保証を提供している」と指摘した。謝局長によると、全国の税収額は2001~2005年に歴史的な飛躍を遂げ、2001年には1兆5千万元、2003年には2兆元、2004年には2兆5千万元をそれぞれ突破した。今年の税収額は3兆元を超える見通しで、これは2000年の2倍余りに相当する。 「人民網日本語版」2005年11月21日 |