中国国防科学技術工業委員会(国防科工委)担当者は18日、「第11次五カ年計画(2006~2010年)」期間中の中国の宇宙航空授業発展は、重大科学技術プロジェクトの実施や宇宙空間の応用開拓など9つの主要任務を重点的に行う方針だと述べた。 国務院の認可を得た「宇宙航空発展の第11次五カ年計画」にもとづく9つの主要任務とは以下の通り。 1.製品供給に対する保障能力を増強させる 2.重大科学技術プロジェクトを開始?実施する 3.自主革新能力を高める 4.宇宙関連技術の発展を加速させる 5.宇宙空間の応用開拓を積極的に進める 6.宇宙空間科学研究の展開を継続させる 7.業界管理を強化する 8.人材開拓?興業戦略を実施する 9.国際交流と協力を強化する 同「計画」によると、中国は同期間中、宇宙飛行士の船外活動や飛行体のドッキング実現という重大技術のブレイクスルーを目指す。また、ある程度の応用規模を備えた宇宙空間実験室を建設し、有人宇宙飛行プロジェクト後続事業を展開する方針。 さらに、衛星、飛行機、成層圏飛行船からの最新ハイレゾ(高解像度)地表観測システムおよび付属地面設備を重点的に開発する。 同「計画」によると、「北斗」衛星による航行誘導システム試行作業を2010年までに完成させ、衛星ナビゲーションシステムに対する国内および周辺地域ユーザーのニーズを満たす。また、グローバルシステムに基づくグループネットワーク業務と試行作業を進め、グローバル衛星ナビゲーションシステムを着実に発展させる。航空交通管理、都市インテリジェント交通、通信など各分野における衛星ナビゲーションシステムの応用を推進する。 国防科工委担当者は、中国初の月面探査の衛星を同期間中に発射する計画も明らかにした。これと並行して、第2?第3段階月探査プロジェクト論証作業を深く掘り下げ、タイミングを見計らってプロジェクト研究開発作業をスタートさせる。 「人民網日本語版」2007年10月19日 |