外交部の劉建超報道官は22日の記者会見で、次期国連事務総長はアジア諸国の中から選ばれるべきとの考えを示した。これは「タイのスラキアット副首相の次期国連事務総長選への出馬を支持するかどうか」という質問に対する答えとして述べたもの。 劉報道官は国連事務総長のポストについて「国連の各事業を推進し、世界の安全を守り、世界の共同発展を促進するうえで特殊かつ重要な役割を担っている」した上で、中国は次期国連事務総長の人選を非常に重視していると表明。アジアが世界で最も人口の多い地域でありながら、すでに34年間国連事務総長が出ていないことを指摘した。 劉報道官は、現在訪中しているタイのスラキアット副首相が、唐家セン国務員と国連をめぐる問題について会談したことを明らかにした。また、次期国連事務総長の人選問題について、アジアの関係国が協議し、共通認識を形成すべきとの考えを示した。 「人民網日本語版」2005年11月23日 |