外交部の劉建超報道官は22日の記者会見で、靖国問題をめぐる質問に答えた。 ――靖国神社の遊就館について、このほど日本の麻生太郎外相が「戦争を美化するものではなく、当時の状況をありのままに展示しているだけ」と述べたと報道された。中国はこれをどう論評するか。 このような言論が公然と発表されたことに、われわれは驚愕している。靖国神社は歴史を否定し、日本軍国主義による侵略を美化している。このうち遊就館は、いわゆる「靖国史観」を宣伝する中心的な施設だ。これは誰もが知っている事実だ。この点すら否定するなら、それは過去のあの歴史に正しく向き合う勇気がないということを物語るだけだ。 日本が靖国神社問題の重大性と敏感性を適切に認識し、理性と責任のある態度で適切に処理しなければならないということを、重ねて言明したい。これは日本がアジア隣国との関係を改善し、共に未来を切り開くための、唯一の正しい選択肢だ。 「人民網日本語版」2005年11月23日 |