このほど北京大学で開かれた文学サイトの管理者会議において、十数社の知名文学サイトは、「中国ネット文学陽光宣言」に署名し、「ポルノ、暴力、反動的な内容を含む不良作品と低俗な文学のネット上での氾濫に断固反対し、不良作品の青少年に対する悪影響を徹底的に除去し、日光のもとにあるような健全で向上を旨とするネット文学の発展のための環境作りに力を入れていこう」と共同で宣言した。 最初の文学サイトが1994年に誕生して以来、現在世界では、中国語の文学サイトはすでに4000社にも上り、中国の大陸部では約300社もある。文学サイトがこういうふうに勢いよく発展している中、いくつかの問題点も顕在化しており、その中で最も深刻なのは、ポルノ、暴力、反動的な内容もネット文学のなかに紛れ込んできたことである。その原因について、出席した管理者の一人は、「従来の文学様式と比べれば、ネット文学の最も顕著な特徴は自由ということである。つまり、作者は自由にネットに作品を掲載することができることである。このような自由な環境で、一部の作者は、人目を引くため、あるいはその他の目的をもって不良内容を含む作品を掲載することは免れなくなった」と語っている。 諸サイトは、宣言に署名し、みずからの所信を表明しただけでなく、一部のサイトは、すでに関連の措置を取り始めている。人気の「起点中文ネット」のホームページでは、「ポルノ小説の掲載を自粛するように。このような小説が現れてくるたびに当サイトはすぐ削除します」という内容の掲示が掲げられている。また、来月に開通の予定の「騰訊創作ネット」は、読者が不良作品を告発するためのシステムを開発し、読者からの告発があれば、管理者は不良作品を即時に削除することになっている。 「チャイナネット」2005年11月24日 |