国務院常務会議が23日、温家宝総理の主宰で開かれた。会議は、環境保護の強化について検討し、「科学的発展観の実行と環境保護強化に関する国務院の決定」を協議し、原則可決した。 会議では▽5年目標として、2010年までに重点地域と都市部の環境レベルを改善し、生態環境の悪化をほぼ抑制する▽15年目標として、2020年までに、環境レベルや生態環境の状況を大きく改善する――の2つが提案された。 また、目標達成に向けた当面の具体的活動として、次の7つを求めている。 (1)経済?社会?環境のバランスの取れた発展を総合的に計画する。 (2)国家経済?国民生活にかかわる突出した環境問題を適切に解決する。水質汚染、大気汚染の対策を強化する。都市部、農村部の重点汚染源の対策や生態環境保護を強化し、放射能輻射から環境を守る。 (3)環境に関する法制度を強化する。 (4)環境をめぐる監督管理を強化する。汚染物質の総廃棄量の抑制や、汚染物質廃棄の許可証取得制度を厳格に実施し、許可証なしでの廃棄や、制限量のオーバーを禁止する。 (5)環境保護に関連する経済政策を整備する。 (6)発展と環境保護の成果を科学的に評価するシステムを構築し、経済発展に対する評価体系を改善する。 (7)住民参加を奨励する。 「人民網日本語版」2005年11月24日 |