(1)製造業の振興に全力で取り組む(2)原材料工業のグレードアップを加速させる(3)軽紡績工業の国際競争力を高める(4)工業の地域間の調和ある発展を促進する――。 第11次5カ年計画の期間中、中国工業の産業構造の調整には、以上のような4つの大きな戦略的任務がある。国家発展改革委員会工業司が22日、明らかにした。 同委員会の張国宝副主任は、先頃の全国工業発展工作会議で、各地域は工業の質と水準を発展させるにあたり、充分に工夫するよう提言した。産業政策については、明確に禁止されたプロジェクト、エネルギー資源を浪費し環境汚染を拡大するプロジェクトは断じて実施させず、汚染の始末や管理が後手に回る「いつか来た道」の繰り返しをさけなければならない。 「プロジェクト実施にあたっては、市場のもたらす好機を掴むことも必要だが、繰り返し比較検討することも必要だ。特定分野における新規事業の集中や、業務内容の重複を避けるべきだ」と張副主任は話した。 発展改革委員会は来年、強力な施策を実施する。施策は以下の4つ。 (1)重要な施設の国産化を推進する。 (2)鉄鋼、電解アルミ、セメント、自動車などの業界で見られる需給のミスマッチを緩和する機会をしっかりと捉え、 産業構造の調整に力を入れる。 (3)循環経済の理念に基づき、エネルギーの消耗が多く、汚染が深刻だが、大きな潜在力の見込まれる原材料については、産業技術のレベルアップを的確に推進する。 (4)東北旧工業基地の振興と西部の産業構造の調整に力を入れると同時に、中部の振興に努める。 「人民網日本語版」2005年11月24日 |