第7回中国国際観光交易会が今日(24日)、中国南西部の都市?雲南省昆明市で行われました。昆明市から160キロ離れた場所で、鳥インフルエンザの発生が確認されたものの、交易会は予定通り開催され、80余りの国と地域からの観光業者3100名が参加しました。 カナダからのマイクロン女史は、初めてこのような観光交易会に参加しました。来る前は、中国国内で数回、鳥インフルエンザが発生したことを聞いていたが、予定通り、昆明にやってきました。マイクロン女史は、記者のインタビューに次のように答えています。 「はじめて中国に来たが、ここは快適だ。鳥インフルエンザが人々の旅行計画に影響を与えるとは思わない。ここは安全だ。」 ここ数年、中国の観光市場は急速に発展しており、世界観光機関の予測によると、2020年、中国は世界一の旅行目的国、そして世界で四番目に多くの海外旅行者を送り出す国になるとのことです。今回の交易会に出席している内外観光業界の関係者は、「中国では鳥インフルエンザが発生しているが、これまで、中国観光市場に大きな影響はみられない」としています。 また、中国国内の観光機構の関係者は、「今、一部の地域で蔓延している鳥インフルエンザはその業務に影響を与えていない」としています。外国観光客を受け入れる主な旅行社の一つ、中国国際旅行社の耿燕さんは、「現在、鳥インフルエンザによる影響はまだ見られない。観光客の中に心配している人もいるが、観光業界全体から見れば、まったく問題ない」と述べました。 中国で8年ぐらい働いてきた、上海ウェスティンホテルの代表デイヴィッド?キャンベルさんは、「私は、鳥インフルエンザの専門家ではないが、これが、将来、中国観光に影響を与えることはないと思っている」と語りました。 また、観光サービス関係者によると、万全を期して、鳥インフルエンザの発生地域に旅行団体を送らないということです。 今、中国各地で関係部門は、鳥インフルエンザの感染拡大の防止に多くの措置を取っており、鳥インフルエンザの防止や制御の法制化が進んでいます。 今回の中国国際観光交易会の開催地昆明で、組織委員会は緊急衛生問題対応チームを設置し、重点箇所で厳格に消毒を行いました。北京などの観光資源が豊富な地域でも、安全を確保するため、様々な措置を取りました。 2003年サーズが発生して以来、中国の一部の地域は疫病の予防を日常の仕事に組み入れています。例えば、北京ではこれまで2年間、あらゆる交通機関について毎日消毒が行われています。現在、この措置がさらに強化されました。 上海ウェスティンホテルの代表者デイヴィッド氏は、『鳥インフルエンザの予防は、国際問題であり、国際社会の協力が必要とされている。中国にいる私は、中国政府に鳥インフルエンザを抑制し撲滅する力があると信じている。中国での仕事のスケジュールを変えるつもりはまったくない』と語りました。 「CRI」より 2005/11/25 |