衛生部の高強部長は11月30日、国務院新聞弁公室の記者会見で、中国における鳥インフルエンザの状況について説明した。高部長によると、中国の鳥インフルエンザの危険度は現在、世界保健機関(WHO)の定めた「青、黄、橙、赤」の4区分のうち、軽い方から2番目の「黄」レベルであり、人同士の鳥インフルエンザ感染はまだ発生していない。 高部長によると、中国ではこれまでに3人が鳥インフルエンザに感染している(湖南省1人、安徽省2人)。厳密な医学的観察の結果、この3人に密接に接触した人物には、いずれも異常な症状は見つかっていない。 高部長は、「中国政府は今後、鳥インフルエンザ対策の徹底に努めるとともに、人への感染の効果的抑制を最重点として取り組んでいく。中国の鳥インフルエンザ感染情況の発表は、WHOに高く評価されている。WHOは、中国の感染情況発表が公開的かつ透明で、感染情況の隠蔽は存在しないとしている」と述べた。 「人民網日本語版」2005年12月1日 |