温家宝首相は12日、マレーシアで、中国の平和的発展は13億の中国人に福祉をもたらすだけではなく、東アジア諸国の人民にもより多くのチャンスをもたらしていると述べました。 温家宝首相は当日、東アジアサミット首脳対話会議で「中国の平和的発展と東アジアのチャンス」と題する演説を行いました。その中で、温家宝首相は「向こう5年、中国はアジアの他の国から合わせて2兆ドルの商品を輸入することになり、市場の容量も更に拡大する。また、企業の実力向上に伴い、中国は地域経済の発展を促す面でより大きな役割を発揮していく。それと同時に、中国はエネルギーの互恵協力に積極的に参加するほか、自国、周辺諸国及び世界的な経済、金融要素を全般的に考慮する上で、人民元為替レート制度の改革を行う」と語りました。 温家宝首相は更に、平和的な発展の道を選んだのは中国自らの発展の需要によるものであると強調し、「中国の発展は主に国内の大きな市場と豊富な労働力資源に頼っているものの、国際的な協力を引き続き拡大していく必要もある」と述べました。 「CRI」より 2005/12/12 |