中国を訪問中の日本民主党の前原誠司代表は12日、訪問先の北京で、「靖国神社に日本のA級戦犯が祀られている限り、首相、外務大臣、官房長官や『国家に対し責任を負う公職にある人間』はすべて参拝すべきでない」との考えを示した。 前原代表は同日、北京市の外交学院で「日中関係―アジアの平和と安定の基礎」と題する講演をした。前原代表はその際、小泉首相が靖国神社参拝を固持していることが、日中両国の首脳間の正常な交流に影響を与えているとした上で、「こうした状態は正常ではない」と指摘。靖国神社参拝に関しては、日本は大局に立って「適切な判断」をしなければならないとした。また、為政者は国民から政治の重任を託された者であり、あの戦争についても当然誰かが責任を負わなければならない、との認識を示した。 「人民網日本語版」2005年12月14日 |