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21カ国を結ぶ第3のユーラシアランドブリッジを建設が現実に

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
中国の経済の発展に伴い、ますます多くの中国製品が長

中国の経済の発展に伴い、ますます多くの中国製品が長い海上ルートを通じてヨーロッパに運ばれるようになっている。近い将来、これらの貨物にとってまったく新しい輸送ルートが建設されることになった。つまり、雲南省を経由して太平洋西岸と大西洋東岸を結ぶ「第3のユーラシアランドブリッジ」という鉄道ルートである。「第3のユーラシアランドブリッジ」の完成後、輸送距離が約3000キロも短縮することになる。11月1日、国内の数多くの専門家たちが昆明に集い、「第3のユーラシアランドブリッジ」構想めぐって討議することになった。

「第3のユーラシアランドブリッジ」は雲南省をハブとし、21カ国に通じるもの

世界では、「ランドブリッジ」は一般には2つの海洋をつなぎ、大陸を横断し、鉄道を幹線輸送ルートとした効率的な陸上輸送ルートのことを指す。陸?海間の連係輸送を展開し、輸送距離を短縮することがその狙い。

現在、ユーラシア大陸の間にすでに「ランドブリッジ」と呼ばれる鉄道ルート2本ある。現在、構想されている「第3のユーラシアランドブリッジ」は深セン港に代表される広東省沿岸部港湾群を起点とし、雲南省の昆明を通ってミャンマー、バングラデシュ、インド、パキスタン、イランを経由し、トルコからヨーロッパに入り、最終的にはオランダのロッテルダム港に到着し、アジアとヨーロッパの21カ国(アフリカ?サブルートのアフリカ4カ国――シリア、レバノン、イスラエルとエジプトを含む)をつなぎ、全長約15157キロ、既存の東南沿岸部からマラッカ海峡を通じてインド洋に入る輸送ルートの距離に比べて約3000キロ短縮することになる。第3のユーラシアランドブリッジはAMBDCメカニズム(ASEAN―メコン川流域開発協力会議)の下で、パン?アジア鉄道西ルートを経由して、アジア南部と東南部を結び、アジア全体の東から西まで、南から北までの広大な地域が初めて鉄道ネットワークによって完全にカバーされ、中国の北部、中部に続き、南部から東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジアおよびヨーロッパ、アフリカに至る最も便利で、安全な陸上国際輸送動脈となる。

「第3のユーラシアランドブリッジ」は雲南省の発展にとってチャンス

雲南省は中国とインドシナ半島と南アジア亜大陸の結合部に位置し、ベトナム、ラオス、ミャンマーと国境を接し、中国ではマラッカ海峡を経由せずに南アジア、中央アジア、インド洋を経由してヨーロッパ、アフリカに到達する最も便利な陸上輸送ルートであり、地理的優位性があり、広大な市場を有しており、ASEANおよび「第3のユーラシアランドブリッジ」経由国との相互補完性も強く、友好往来の歴史が最も長く、対外連係の面で条件の最も良い省である。「第3のユーラシアランドブリッジ」の完成後、雲南省の地理的優位性が充分に発揮できるだけでなく、雲南省に未曽有の全面的開放と急速発展のチャンスをもたらすと同時に、中国西部、とりわけ雲南省の「第3ユーラシアランドブリッジ」におけるハブとしての地位の確定、中国経済とユーラシア大陸との融合の促進、対外開放の深化、開放型経済の全面的レベルアップの上で大きな役割を果たすものと見られている。「第3ユーラシアランドブリッジ」の建設は、中国の互恵の開放戦略の実施に寄与し、関係国の人々の生活レベルの向上にも貢献するであろう。

「チャイナネット」2007年10月26日

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