中国国務院新聞弁公室が発表した白書「中国の平和的発展の道」は、新しい国際分業の局面で、中国が国際分業体制の中で不可欠かつ重要な役割を担っていると指摘した。中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。 この白書は、中国が国際分業体制に積極的に参加することは、世界全体の資源を合理的かつ有効に配分するために役立つ、と強調した。中国は世界最大の発展途上国であり、素質を高め絶えず向上する労働資源が、労働集約型産業と一部の技術集約型産業にとって先天的に優位な点だ。 白書はまた、中国の経済?社会の発展と、生活水準の向上に伴い、中国では資本集約型、技術集約型、もしくは知識集約型への需要が絶え間なく増大している、と述べた。そして国外の製品や技術、サービスが中国市場に参入する多くの機会を提供し、中国は国際的に広く認められた大市場の1つとなった。対外貿易において、世界上の多くの国家と中国の相互補完性は非常に大きい。中国が米国や日本、欧州連合(EU)に輸出する製品の80%以上が労働集約型の製品であり、米?欧?日から輸入する製品の80%以上が資本集約型もしくは技術集約型?知識集約型の製品だ。新たな国際分業体制の中で、中国はすでにグローバルな産業構造の中で不可欠で重要な役割を担っている。 「人民網日本語版」 2005年12月23日 |