今年の1~11月、黄河デルタ地帯に位置する東営市を流れる黄河の区間の流水量は194.66億立方?となり、年間流水量は200億立方?に達する見込みで、近年において比較的流水量の豊富な年となった。関係専門家は、これは黄河の渇水期といよいよお別れとなることを意味していると言えようと語っている。 黄河管理委員会は1999年から黄河流域の流れの統一配置を実行して以来、水が枯れる状況は一度もなかった。今年、水が豊富になった原因は流域の降水量が多かったうえに、管理委員会が水の統一配置を強化したこともあり、往年より水がいちじるしく増えた。 黄河河務局の技術者によると、1980年代、特に1990年代に入って以来、黄河は渇水期に入り、水の量が連年少なくなった。1991年の年間の流水量は127億立方?に減り、1997年はわずか18.8億立方?となり、平常の年の十分の一にもならず、河口の利津水文観測所あたりの断水日数は226日間にも達した。 「チャイナネット」2005/12/29 |