金人慶財政部長は9日、韓国?済州で開かれた第12回アジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会合の閉幕後の記者会見で「中国政府が人民元為替制度について進めている改革は、中国やアジア、世界の経済発展にプラスだ」と表明した。 金部長はさらに「中国は7月、人民元為替制度の改革を行い、人民元レート形成システムに果たす市場の需給の役割を強めることで、人民元レートの柔軟性を高め、人民元レートの合理的にバランスの取れた水準での基本的な安定を維持している。中国政府の改革目標は強固かつ秩序だったものであり、制御可能かつ主体的だ。人民元為替制度の改革は、世界経済の発展の不均衡を解決する上でも役立つ」と述べた。 第12回APEC財務相会合は8、9の両日開催され、資本の自由かつ安定的な移動、高齢化問題をめぐり「共同声明」と「済州声明」を採択して閉幕した。出席した財務担当相は、中国とマレーシアの為替制度をめぐる積極的な措置に、歓迎の意を示した。 「人民網日本語版」2005年9月12日 |