北京市園林局によると、向こう5年において北京は都市総体計画の中で明確に打ち出された「国の首都、国際都市、歴史文化の名城、住み心地の良い都市」という方針に従い、市街区において緑地の系統的な枠組みの構築を基本的に完成する。 伝えられるところによると、この枠組みの具体的な内容は次のとおりである。都心の旧市街区から環状、放射状、点状に織り成すネットワークとしての緑地システムをつくる。環状緑地は第二環状線と昔の城郭の南北にある外壕の緑地を中心として旧城郭を取り巻く緑化ベルトをつくる。第三環状線、第四環状線、第五環状線に環状緑化景観ベルトをつくる。環状線に市街地を中心とする公園のような環を形成し、放射状緑地にくさび状の緑地、十字路に「辻」形の緑地景観ベルトをつくる。点状の緑地ではさまざまなレベルの計画緑地、住民区の緑地、付属緑地を逐次完成する。 北京市園林局によると、「第10次5カ年計画」(2001~2005年)期において、北京の緑地カバー率は41.9%、一人当たりの緑地面積は11.2平方?に達するよう計画している。2004年末の統計では、北京市内の園林緑地は3万6754?で、そのうち公共緑地は8948?、公園緑地は910カ所、道路両側緑地は4168?であり、北京市全体の登録ずみ公園169カ所、面積は5900?余りとなっている。 「チャイナネット」2005/09/15 |