中国青年報の報道によると、同紙社会調査センターがこのほど行った調査で、若者の中で「プレッシャーが大きい」と感じている人が66.5%を占めることがわかった。「プレッシャーはあまり大きくない」との答えは3.7%、「まったくない」は0.3%だった。また、学生は他のグループよりもプレッシャーが大きいことがわかった。心理学者は、「精神的なトラブルは、学歴が上がるほど、逆ピラミッド式に増えていく。大学院生にもなると、精神的トラブルが噴出するケースもある」と指摘している。 米紙「ロサンゼルス?タイムズ」の分析によると、中国の若者が直面するプレッシャーとその原因は、中国社会全体を覆う緊張感や焦燥感とみられる。中国社会では世界各国より「勝ち組になること」へのプレッシャーが大きいいう。 専門家はこれについて、「今の時代は、中国の若者にこれまでにないチャンスを与えている。だが同時に、かつてないほどのプレッシャーも与えている。この状況は、都市部でより顕著だ」と分析する。 「人民網日本語版」2005年9月15日 |