外交部の秦剛報道官は15日の記者会見で、北京で開催されている、朝鮮半島の非核化をめぐる6カ国協議について、次のように述べた。 中国は、6カ国協議の枠組みで新たに軽水炉を建設するという朝鮮の要求について、各国が真剣な協議と討論を行わなければならないと考えている。 各国はあらゆる他の参加国の利益と、6カ国協議の進展に役立つ要求に、真剣に配慮するべきだ。 (6カ国協議はこう着状態にあるのか、との問いに対し)6カ国協議の再開からこれまで、各国は実質的な問題について、二国間での交渉と討論を進めている。6カ国の間にはすでに共通認識が蓄積され、理解が深まっている。中国は6カ国協議に終始真剣な姿勢で臨んでおり、今後もこれまで同様積極的かつ実務的な態度で、関連各国と緊密かつ踏み込んだ交渉を進め、各国の懸念に配慮し、各国がより多くの共通認識を得られるよう促していく。 朝鮮半島の非核化は複雑な問題であり、6カ国協議の推進は困難なプロセスであり、忍耐心が必要だ。それ以上に、各国が柔軟かつ実務的な態度で、よい解決方法を積極的に模索する必要がある。 「人民網日本語版」2005年9月16日 |