江蘇省の環境保護庁、建設庁、農林庁、財政庁、水利庁、衛生庁6部門はこのほど共同で農村環境の総合整備テスト作業に着手した。第1陣の14のモデル村のテスト作業を上手にやりとげるとともに、1~2年の時間を費やして省内の1000カ所で郷土色が豊かな、生態環境に恵まれた、生産と生活面で非常に便利なモデル村をつくり、さらには省全体の農村環境保護の面で経験を蓄積することを目指す。 江蘇省の農村環境保護の仕事は汚染対策を重点とし、「クリーンな水源、クリーンな田園、クリーンな庭園」を主要な努力目標とし、「農村の廃棄物の資源化、農業生産のクリーン化、都市と農村の環境保護作業の一体化、農村の生態化の発展」をテーマとし、テスト村から着手し、逐次広大な農村に普及することにより、農村環境管理の恒久的メカニズムを構築することにしている。 農村の生活ゴミに対しては、村が収集し、鎮がそれを搬出し、県がそれを処置する、という具合に江蘇省は明確に制度化しており、農村の生活ゴミ収集、搬出、処理率を90%以上にし、農業用フィルムの総合利用率を100%にする。条件に恵まれたところでは、農村の生活汚水浄化メタンガス池プロジェクトを実施し、簡便で実行可能な、適当に集中した農村生活汚水処理施設の整備を模索し、作物の茎類をガス化する集中ガス供給プロジェクトを着実に普及し、作物茎類の肥料化、エンシレージ化および食用菌(キノコ類)栽培などの総合利用技術の普及に力を入れ、作物茎類の総合利用率を90%以上にする、と明確に規定している。各地の鎮や村の工業開発区と工業団地を規定通り厳格に管理し、科学的で合理に配置し、汚染物の違法排出を厳しく取り締まり、工業汚染源基準をクリアした排出を恒常的にモニターリングするメカニズムを構築する。 江蘇省は省、市、県の3クラスでそれぞれテストを実施し、村を選んで環境保護対策に取り組み、同じ状況の村にその経験を普及し、経済発展レベルが異なる地域に対してはその経験を参考させることにする。農村環境保護の総合整備をよりよくおしすすめるため、江蘇省はまた環境保護、農林などの6部門にそれぞれの責任を明確にしている。 ?チャイナネット」2005/09/20 |