長江流域の水を北部に送る「南水北調」プロジェクトで、送水路の起点となる丹江口水利中枢のダム堤高を高くする工事が26日スタートした。これにより、同プロジェクトが佳境に入ったことになる。 この工事は「南水北調」プロジェクトの中で、工期管理や施工技術が最も複雑な段階の1つ。工事の総投資額は24億2500万元。工事終了後、貯水池の標準水位は現在の157メートルから170メートルに上がり、標準貯水量が116億立方メートル増える。水資源配分を改善することで、中流?下流の洪水防止能力を高め、洪水防止効果を強化する。また、2010年までに年間95億立方メートル、2030年までに年間120億~130億立方メートルを華北地域に送水し、同地域の水不足をほぼ緩和する計画だ。 「南水北調」プロジェクトの中央線部分は、2003年12月30日に着工した。現在、中央線の北京-石家庄間の緊急給水工事で、5つの工事が進められている。 「人民網日本語版」2005年9月28日 |