外交部の秦剛報道官は27日の定例記者会見で、歴史教科書をめぐる質問に答えた。 ――日本が中国の歴史教科書を日本語に翻訳し、研究する準備をしているとの報道があるが、これをどう論評するか。 正しい歴史観で自国の国民、特に青少年を教育することは、政府が果たすべき責任である。われわれが理解できないのは、日本国内には中国の教科書のあら捜しをする人々が常にいることだ。これは、そうした人に歴史認識上の問題があり、侵略の歴史を直視したがらないことを説明するだけだ。日本軍国主義の発動した侵略戦争がアジア諸国に深刻な災厄をもたらしたことは、早くから国際社会の定説になっている。日本が、歴史を反省し、被害国人民の感情を尊重するという自らの約束の実行にエネルギーを傾け、自身が抱える問題を直視し、適切に解決することを望む。 「人民網日本語版」2005年9月28日 |