中国の国有企業の数は現在、年間4千~5千社のペースで減りつつある。このうち、国務院国有資産監督管理委員会が管轄する中央政府直属の国有企業(中央企業)は2年前の196社から169社に減少した。同委員会の李栄融主任はこのほど、中央企業を国際競争力のある80~100程度の大グループに再編していく方針を示した。 李主任によると、ここ数カ月間の経営状況からみて、中央企業の利益5千億元という今年の目標は、10月中にも達成される見通しだ。 今年上半期現在、年売上高500万元以上の工業企業は全国合わせて25万社で、うち3万社が国有企業だ。国有企業3万社は、工業企業からの税収全体の6割を収め、工業企業の利益の半分を上げている。国有企業からの税収のうち、中央企業169社からの税収は56%を占める。 「人民網日本語版」2005年10月8日 |