トヨタ自動車の稲葉良ミ副社長は24日、天津一汽トヨタ第3工場の着工式で、中国市場はトヨタ自動車の発展戦略の中で極めて重要な地位を占めており、中国はアメリカに次いでトヨタ自動車の第二の海外生産国とパートナーになるであろう、と語った。 天津一汽トヨタ第3工場の敷地面積は40万平方メートル以上で、生産能力は年間20万台。これまでの天津一汽トヨタの工場面積は161万平方メートル、生産能力は22万台。 稲葉良ミ副社長はまた次のように語った。トヨタと中国一汽の協力は大きな成果を上げており、これを基礎として2010年までに一汽トヨタは生産?販売台数50万台、売上高800億元の目標を達成するよう力を入れている。50万台の生産能力はトヨタ自動車のアメリカの生産基地の生産能力に相当するものとなり、したがって、中国はトヨタにとってアメリカ以外の海外自動車生産における第2のパートナーになることは言うまでもない。トヨタ自動車は、引き続き中国における販売網を充実させ、トヨタ自動車の中国での国産化率を引き上げるなどの措置でこの発展目標を実現させるつもりである。 中国の自動車消費市場が日増しに細分化されることに対応して、トヨタ自動車は中国で異なったニーズに対応できる、さまざまな市場をターゲットとした車種を打ち出すことになっている。現在のトヨタ自動車の中国市場におけるマーケットシェアは4%足らずであるが、2010年にトヨタ自動車の中国でのマーケットシェアを10%に伸ばす目標を実現するよう努める、としてる。 一汽グループとトヨタ自動車が2002年8月に戦略的かつ長期的な協力関係を作り上げ、中?高級車、小型車、中?高級SUVの3つの分野において生産を進めている。現在までのところ、双方の合弁会社で「クラウン」、「カローラ」、「レイツ」、「ヴィオス」などの8車種が生産されている。 「チャイナネット」2005年10月25日 |