中国石炭工業協会の濮洪久第一副会長は24日、今年の全国の石炭生産量は20億トンを上回り、2000年の10億トン未満の生産量より倍増する見通しであることを明らかにした。 これは、濮洪久氏が24日に開催された「中国?オーストラリア石炭サミット」第2回会議の席で述べたもの。濮洪久氏はまた、中国の工業化、都市化プロセスの加速が持続的なエネルギー消費の増加をもたらしており、今後かなり長い期間において、中国経済は急速に発展し、発電用石炭の需要が大幅に増え、冶金、建材、化学工業など主要業種における石炭需要も一定の増加が見られることになろう、と語った。 中国石炭工業協会の予測では、2020年には、中国国内の石炭消費の総需要量は25億トンを上回ることになり、なかでも、発電用石炭の需要は昨年の9.8億トンから16億トン以上になる見通し。 中国石炭工業協会は、今後一時期の中国の石炭工業発展の構想は、新しいタイプの石炭工業体系を構築し、先進的な生産力を発展させ、企業の生産過程におけるエネルギーの節約、クリーン生産、安全生産を堅持し、経営パターンを粗放型から集約型へ転換させ、従業員の資質を低いものから高いレベルへとグレードアップさせ、石炭工業の健全かつ持続的な発展を実現することである、としている。 「チャイナネット」2005年10月26日 |