「科学技術振興と知的財産権保護に関する国際フォーラム」が12日、国家知識産権局と商務部の共催により、深センで始まった。 国家知識財産権局は、知的財産権制度の整備による貿易振興のために、5項目のプロジェクトを推進するという。その狙いは、企業を主体とし、市場メカニズムを基礎とし、政府が誘導する形で、知的財産の創造や管理保護、開発?応用の相互連動などのシステムを構築することだ。さらに、中国が「貿易強国」へ変わるために基礎を固める狙いもある。 これらプロジェクトでは、独自の知的財産を育てるプロジェクトを基礎に、国家科学技術計画で生み出される知識財産の扱いに関するマニュアル、企業向けの知財諮問サービスシステムを構築する。また、知的財産権を持つ独自技術の開発基地を整備し、独自ブランドを確立し、知財分野を支える人材育成プロジェクトを進める。さらに、知財保護のための意思疎通や協力体制、業界のトラブル対策組織などの設置を含め、知的財産権を保障する権利保護プロジェクトを進める。 商務部の魏建国副部長は「国家知識産権局と同様、商務部も知的財産権に関する法律体系の完成を引き続き目指す。そして『第11次5カ年計画における知的財産権による貿易振興プロジェクト実施に関する意見』を作成し、政策を通じて知識財産権と科学技術、経済、貿易の発展を促進する」と述べた。 「人民網日本語版」 2005年10月14日 |