先般、中華全国総工会の周玉清副主席は新聞発表会で、「中国企業にとって最も必要とされるのは大卒ではなく、ハイレベルの技能工である」ことを明らかにした。 中華全国総工会経済技術部の常毅民氏によると、現在、中国の都市部の労働者は約2.6億人にのぼり、そのうち、技能工は総数の1/3に達しているが、しかし、そのほとんどは初級技能工であり、熟練技能工やハイレベルの技士はわずか4%しか占めていない。一方、企業にとって、ハイレベルの技能工に対する需要率は14%であるので、ハイレベルの技能工の不足率は約10%にも達する。 周玉清副主席によると、企業にとって、最も必要とされるハイレベル技能工の深刻な不足は、経済の発展を制約するボトルネックとなっている。労働者の技能の質を引き上げるため、中華全国総工会は当面、「政府の関連部門および企業と積極的に協力しあって、労働者に対する技能トレーニングを強化し、労働者に関する技能基礎教育のレベルを引き上げる」メカニズムの構築を考えている。 「チャイナネット」 2006年11月2日 |