中国自動車技術研究センターの張正智副総工程師は5日、南京で開かれた「第5回中国自動車産業発展年次総会」において、「『第8次五カ年計画』初めから『第10次五カ年計画』末までの15年間で、中国の自動車保有台数に占める自家用車の割合が15.8%から58.5%に増加した」と述べた。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。 張副総工程師は次のように述べた。 「第10次五カ年計画」期間における自家用車台数の平均増加率は、自動車保有台数の平均増加率よりも10ポイント多くなっている。また、2005年の1人当たりのGDPは1700ドルを上回り、一部の都市や地域では3000ドルを超える場所も出てきており、ほぼ自動車社会に突入しているといえる。自動車関連の消費も、個人消費や新たな需要が中心となると見込まれる。2006年、中国の自動車市場は日本を抜き世界第2位に成長し、2012年ごろには1000万台を上回り、2020年には2000万台を超え世界最大の自動車消費市場になると予想される。 「人民網日本語版」2006年11月7日 |