先般、マスターカードが北京、上海、広州の1500人の大学生を対象として「中国の大学生のファイナンシャル?マネジメントとクレジットカード意識」をテーマとするアンケート調査を行った。その結果によると、三つの都市の大学生の一人当たりの毎月の収入は707元となっている。そのうち、北京の大学生のそれがは最も高く780元であり、上海は二位で、広州の大学生のそれは549元。調査対象となった大学生の収入の主なものは両親からもらったものであり、収入総額の87%となっている。その次はアルバイト収入や奨学金、学業ローンなど。 大学生の消費習慣についての調査結果によると、72.7%の大学生は銀行ローンで多額の商品を購入しているが、35.4%の大学生は自ら全額を支払う方式を選んでいる。調査対象の30%は「向こう5年間に不動産を購入したい」と答え、20%は「向こう5年間に自動車を購入する」と答えた。しかし、大学生たちはコマーシャルローンによって不動産を購入する際の利子についてあまりよく知っておらず、約50%の調査対象は「よくわからない」と答え、正確に答えた大学生は総数のわずか24.9%であった。 大学生のクレジットカード使用について、クレジットカードを持っている大学生は15.1%にのぼっているが、クレジット額はほとんど少額のものである。33.7%は2000元以下で、37.1%はわずか2000-3000元であった。クレジットカードを申し込むことができた在校生は総数の40%以上であり、50%の申請者にとって、財務管理を上手にしている、または予測していなかった支出がその理由となっている。四年生や修士課程の院生たちはクレジットカードを急場しのぎの手段としており、それぞれ総数の63%、70%を占めている。 「チャイナネット」 2006年11月9日 |