中国で行われていた「ロシア年」イベントの閉幕式が昨日(9日)北京の人民大会堂で催され、温家宝総理とロシアのフラトコフ総理は、閉幕式に出席し、挨拶した。 両総理は同日、また両国総理間の第11回定期会談を行った。温総理は、昨年の定期会談以来、両国の各分野における協力が新しい進展を遂げ、両国関係の基礎がさらに固められ、協力の展望がさらに明るくなっている。両国の戦略的パートナーシップ関係を強化することは、両国の発展上の要請であり、複雑に変化する国際情勢の下で世界の平和と発展を維持する上での要請でもある。中国側はロシア側と共に両国関係の持続的発展のために努めたい、と語った。 フラトコフ総理は次のように述べた。両国総理の定期会談メカニズムはスムーズに運行しており、双方の共通認識がますます多くなり、双方の協力を効果的に促進している。ロ中両国はともに重要な発展期にある。両国間の戦略的協力を強化することは、双方および地域と世界の平和、安定、発展のいずれにも重要な意義をもつものである。ロシア側は両国関係をさらに高い段階に発展させるため引き続き積極的な措置をとっていくことであろう。 会談の後、両国総理は『中華人民共和国政府とロシア連邦政府の相互投資の奨励と保護に関する協定』、関係部門の核エネルギー平和利用の中期協力に関する了解覚書、教育協力に関する取り決めなどの両国協力文書の調印式に出席した。 来年、「中国年」イベントはロシア側で行われることになっている。 「チャイナネット」2006/11/10 |