国務院の呉儀副総理は24日から25日にかけて広州市を訪問し、広東国際観光文化節の開幕式に出席したほか、広州港南沙港区と広汽トヨタ発動機有限公司を視察した。同公司視察の中で、同公司の一連の重要生産技術はすでに日本のトヨタ各社のもつ技術を追い抜いたとの説明を受けると、呉副総理は研究部門の関係者を激励し、研究開発への取り組みを引き続き強化し、製品の質を絶えず向上させるよう指示した。 呉副総理は「対外開放は中国の基本的国策である」と指摘し、「新しい歴史的段階において、われわれはより積極的な態度で世界に進出し、対外開放が経済?社会の発展推進で果たす重要な役割をさらに重視し、開放改革によって発展を促進し、対外開放と外資導入を新たな水準に引き上げなければならない」と述べた。 また呉副総理は「広東は対外開放の中で常に先頭を行き、ここから多くの新しい経験が生まれている」と強調。今後必要なこととして▽投資環境の改善をより重視し、法律に基づいて国内?海外投資家の合法的権利を保護し、知的財産権の保護を着実に強化すること▽外資系ハイテク産業、先進的製造業、省エネ?環境保護産業を一層奨励し、中国域内での海外企業の地域本部や研究センターなどの設立を引き続き奨励すること――を挙げた。 「人民網日本語版」2006年11月27日 |