第9回北京国際モーターショーが2006年11月18日ー27日、北京で開催されています。今回のモーターショーは国内外のほぼすべての乗用車メーカーの参加となり、全部で572台の車が出展され、歴代モーターショーの記録を更新しました。業界筋は今回のモーターショーから以下の三つのトレンドを見出して、関心を寄せています。 一つは、中国自動車市場の重要性の向上。 中国は今年、国内市場での自動車販売台数が700万台を突破する見込みで、アメリカに次ぐ世界二番目に大きい自動車大国となります。また、2009年になれば、その数が1000万台を超える見込みで、8潤?10年先には、アメリカを追い抜くことさえ予想されています。今回、約10社のトップレベルの多国籍企業が北京モーターショーをグローバルAクラスのモーターショーに位置づけており、世界からの熱い視線が伝わります。 二つ目は、自主ブランド乗用車の急浮上。 今年1ー10月、国内の自主ブランド乗用車のシェアが26.4%に達し、日系、韓国系、ドイツ系、アメリカ系、フランス系ブランドのシェアを初めて追い抜きました。今回の北京モーターショーでは、自主ブランドメーカーからのコンセプトカーや新しい車種が十数種類に達し、そのうちの大多数が中級また高級な自動車で占められています。このほか、自主ブランドメーカーが得意でなかったエンジンやトランスミッションなどの分野でも新たな動きが見られました。技術のレベルアップに伴い、自主ブランドの将来性は大きいと期待されています。 三つ目は、省エネー、環境保全、安全性への拘り。 窒素燃料、ハイブリッド、ディーゼルエンジン、効率の良いガソリンエンジン、安全性の高い車体及び数多くのアクティブ、パッシブのセキュリティ技術…多国籍企業にせよ、合弁企業にせよ、自主ブランドメーカーにせよ、いずれも省エネー、環境保全、安全技術などの良さを強調しています。 開催して9回目を迎えた北京モーターショー、今や中国の自動車産業のバロメーターになろうとしています。(出自:中国新聞網) CRIより 2006/11/29 |