曹剛川国防部長は国防大学防務学院で15日、国際問題検討班の学生、上海協力機構「第2回防務安全フォーラム」の代表と面会し、「中国の平和発展路線と国防の現代化」をテーマに講演した。 講演で曹部長は、平和発展路線を堅持して、調和世界の建設を推進するという中国の主張を詳述するとともに、中国の防御的な国防政策と軍の現代化推進の状況を紹介した。 曹部長は「確固不動として平和発展路線を歩むことは、中国が時代の特徴と基本的な国情を正しく捉え、改革開放の成功経験を総括し、世界の発展の歴史の経験と教訓を参考に、国家の発展路線に対して下した戦略的な選択である」と指摘。「平和発展路線における中国の探求と実践は、世界の平和と世界各国の発展に有益だ。中国は防御的な国防政策を遂行し、国防の現代化推進を強化し、平和発展への安全保障の提供に努めていく。中国軍は対外交流?協力を重視しており、いままでも、そして引き続き世界平和に貢献していく」と強調した。 今回の国際問題検討班と上海協力機構「第2回防務安全フォーラム」には、中国国防部の主催で、57カ国から97人の士官と国防官僚が参加。世界と地域の安全保障問題を検討し、各国の軍?国防機関の理解と信頼を深め、安全保障協力の一層の強化に向けて、効果的な道を探ることを主眼としている。 「人民網日本語版」2006年11月16日 |