金融、石油化学及び不動産の銘柄の大幅の上昇につれて、上海証券総合指数(上証指数と略)は一気に2000ポイントを突破して、それを保ちつづけ、5年来のピックとなった。それに、深セン証券総合指数(深証指数と略)も5000ポイントを突破し、9年来のピークを記録した。同時に、この二つの証券市場における取引高も大幅に増えている。 最新データーによると、20日に、上証指数は1977.53ポイントの相場で寄り付いた後、着実に上昇し、いとも簡単に2000ポイントを突破した。その後、この指数がやや下向きになったが、最終的には2017.28ポイントの引け値で終わり、前の取引日より2.31%を上回るものとなった。これも2001年7月27日から、上証指数がはじめて2000ポイント大台を突破することになった。深証指数も同じ動きを示して、5000ポイントを突破し、5177.97ポイントの引け値でけりをつけ、前の取引日より2.18%を上回り、9年来の最高値を記録した。 外国資金が株式市場に流れこんだことが、20日の上海と深セン証券市場の取引高が増えた主な牽引力であると専門家たちは見ている。関連機構によると、年末までに、1000億元の資金が新たに次々と株式市場に流れ込むことになり、これは株式市場の好況の維持のための確実な資金面の保障となっている。 人民大学財政金融学院の趙錫軍副院長は次のように分析している。 中国の株式市場が2000ポイントを突破することは市場の正常なパフォーマンスである。株式権力をめぐっての改革は中国株式市場の制度の面での矛盾を緩和させ、中国の株式市場の長期にわたる発展のため、確固とした基礎を打ち固めるものとなっている。それに、株式市場の発展は、マクロ経済と会社の営利状況にもかかわるものである。今や、中国経済の急速な成長は株式市場の上昇を促している。そして、中国の巨額の輸出と貿易黒字がもたらす人民元の過剰流動性とあいまって、大量の貨幣が株式市場に流れ込み、株式市場の好況を促している。 「チャイナネット」 2006/11/21 |