29日午前、北京市環境保護局は、「第11次五カ年計画」期の北京市の環境保護と生態計画を公表し、2010年までに、北京市の主な汚染物――浮遊粒状物質は基本的に国の基準に達し、年間濃度は現在より40%下がるとしている。 それによると、2008年には北京市の空気環境質が目に見える形で好転し、2010年には都市中心部の空気は基本的に基準に達することになる。そのうち、主な汚染物――浮遊粒状物質は基本的に国の基準に達し、年間濃度現在より40%下がる。それと同時に、全市の煙と粉塵は昨年より15%減少し、1年間の総量を7.7万トンまで抑え、SO2(二酸化硫黄)は20%減少し、年間平均15.2万トン以下。 北京市環境保護局によると、この目標に達するため、北京市は次の五つの面から努力していく。 一、計画期間においては、すでに批准された太陽宮、電子城など4つの天然ガス発電所の建設プロジェクトのほかに、都市中心部にはこれ以上化石燃料発電所を建設しない。2010年までに、長慶ガス田から北京市までの2本目のガス輸送パイプライン及び市内デリバリ?プロジェクトを完成し、その他のガス燃料の導入源を開拓する。 二、旧市街地では、2010年までに、小さな石炭コンロに代わってクリーン?エネルギーを利用する。都市中心部における20トン以下の石炭を燃料とするボイラー約2800基は、2007年までにクリーン?エネルギーへの切り替えを完成するなど。 三、首都鉄鋼は、2007年末までに400万トンの粗鋼生産量を削減し、2008年北京五輪の期間は焼結炉、コークス炉の生産を一時ストップする。2010年までに精錬、熱間圧延を全部ストップする。 四、北京市の新車排出基準をさらに高める。2007年には、軽ディーゼル車は国の第四段階の排出基準を実行し、2008年には、軽ガソリン車、軽ガス車、大型ディーゼル車は第四段階の排出基準を実行する。 五、工事現場に対して粉塵対策費用を徴収する。工事現場では粉塵汚染監視システムを始動させ、粉塵汚染がひどい工事現場に対して、法律にもとづいて処罰し、あるいは操業をやめさせる。 「チャイナネット」2006年11月30日 |