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温家宝総理 夏季ダボス会議開幕式での質疑応答

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
国務院?温家宝総理は6日、世界経済フォーラム(WEF)の第一‥

国務院?温家宝総理は6日、世界経済フォーラム(WEF)の第一回夏季ダボス会議の開幕式に出席し、会場に集まった聴衆の質問に答えた。質疑応答の内容は以下の通り。

――中国はすでに多くの改革を進め、歴史上かなめの時期にあり、これらの改革が成功すれば、次なるステップに進め、今後の長期的な発展の土壌に基礎を打つことになるでしょう。将来の歴史家たちが今の中国を描くとき、どのように現在の改革の特徴を定義づけると思われますか?

温総理:中国の改革とは、巨大な経済と社会の変革であります。今の段階の改革の主な特徴は

▽経済体制においては、過去の計画経済を社会主義市場経済に転換し、閉鎖的または半閉鎖的な経済を開放し、生産力を解放し発展させ、国民の物質文化と生活レベルを上げること。

▽政治体制においては、民主化を進め、法的制度を整え、社会の公平と正義を実現させ、調和の取れた社会を促すこと。

この2つの改革は密接な関係があり、分けて進めることはできません。将来、歴史家たちが現状を描くなら「この段階の改革は、中国という古くて新しい国家の改革において大切な一歩」と評価することでしょう。「周は旧邦と雖(いえど)も其の命、維新(これあらたなり)」。改革は社会主義を現代化する全過程において伴うことでしょう。改革は中国の前途と命運を決定するのですから。

――中国経済は過去において国有企業に頼っていましたが、現在国有企業は改革の只中であり、大企業に代わって新興ハイテク企業が国際的な競争力をつけてきています。これらは中国経済に大きな影響をおよぼしたと思いますが、それらの企業の、将来の中国経済と社会発展への貢献に対し、どのような考えをお持ちですか?

温総理:中国の国有企業は改革と調整を続け、活力と競争力を強めています。同時に情報通信、バイオ技術、宇宙?航空、省エネルギー?環境保護等の最先端技術分野には、急成長している新興企業が現れております。企業の将来の中国経済と社会発展への貢献は、根本的には技術と体制の革新にあります。絶え間ない技術革新があれば、市場競争力がつき、新興分野をリードすることでしょう。中国の繁栄と発展には多くの成功企業が必要なのです。中国の企業家は、国家と国民に対し強い責任感を持ち、企業を世界の第一線の地位に引き上げ、経済?社会の協調や持続可能な発展に貢献するべきだと思います。

――世界経済フォーラムという角度から見て、企業家ないし政治家を問わず、最も成功しているトップリーダーは、常に世界を視野に置いた国際人であることが必須であると思うのですが、首相は世界のトップリーダーには、どのような資質を備えるべきだとお考えですか?

温総理:まず広い視野を持つこと。トップリーダーは世界経済と科学技術の発展の現状と将来を見据え、的確な対策をとり、最善の決断を下せなければなりません。

2つ目として、チャンスを上手くつかめること。ゲーテの「ファウスト」に書かれているように、好機逸すべからずの精神を持たなければなりません。

3つ目として、改革の精神を持つこと。新しい道を切り開こうとする勇気がなければトップリーダーにはなれません。

4つ目として、責任を持つこと。困難と危険を恐れず、困難と挫折にぶつかっても耐え抜き、その責任を担わなければなりません。

――中国は現在進めている改革のうち、世界の成長企業の中国での業務展開において、大きな影響をおよぼすのはどの改革でしょう?

温総理:第一に、中国は確固不動の方針で対外的な開放政策を進めています。法律法規を制定?完備し、企業の合法的な権益を保護し、私的所有権を保護し、企業間の公平な競争環境を作らなければなりません。

第二に、中国は内需の拡大を続けていく方針です。中国には大きな国内市場があり、成長企業の発展に有利だけでなく、中国、果ては世界経済の発展に有利となるのです。 第三に、中国は積極的な就業政策を進めています。中国には資質の高い労働力が豊富にあります。成長企業の中国での発展においてよい人材条件を備えております。

第四に、中国は地域発展戦略を進めています。西部地区の大開発と東北地区の旧工業基地の復興は、成長企業の中国での発展において得がたいチャンスといえるでしょう。

「人民網日本語版」2007年9月7日

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