温家宝総理は16日、国務院常務会議を招集した。会議は「全国沿海港配置計画」と「船舶工業中長期発展計画」を大筋で承認し、次の点を指摘した。 沿海港の配置においては、総合輸送?重点突出?資源節約?区域調整?科学管理の原則を体現し、集約化?大規模化?効益優先の発展路線を進まなければならない。2010年までは石炭?原油?鉄鉱石?コンテナの4つの輸送システムを中心に沿海港の建設を進め、大規模で水深が深く効率性の高い、各用途に特化した埠頭を建設する。2010年以降は、各輸送システムの整備に重点を置く。計画の実施を通じ、合理的な配置と優れた構造を持つ海上貨客輸送システムを段階的に構築し、中国沿海港の総合的競争力を効果的に引き上げ、国家の経済?社会?貿易?国防の発展要請に基本的に対応できるようにする。 中国の船舶工業は、比較的強い国際競争力を持ち、総合的発展においてもかなり優位にある。今後10年間は中国船舶工業の発展の正念場であり、機会をしっかりと捉え、船舶工業発展計画の策定と実施を通じて、中国造船業の全体的レベルを引き上げ、船舶工業の持続可能な発展を促進しなければならない。船舶工業の発展においては、次の各点に力を入れる必要がある。 (1)改革を深め、体制革新と管理強化を促進し、生産効率を引き上げる。 (2)船舶工業の組織構造をさらに改善し、産業資源を整え、運営効率を引き上げる。 (3)技術革新に力を入れ、自主開発能力と船舶設備の取り付け能力を引き上げる。 (4)導入と進出の並行実施を貫き、海外市場を全力で開拓するよう奨励する。 (5)船舶工業の人材育成を強化する。 「人民網日本語版」2006年8月17日 |