都市部女性の消費観と現状を理解するため、華坤女性消費指導センターは昨年9月から10月にかけて8都市で女性の消費状況についてアンケート調査を行った。実施都市は北京、上海、広州、長沙、成都、南寧、ハルビンと西安。調査対象は20-70歳。中所得者をやや上回る層で、消費能力のある女性。大半が職を持っている。 調査の結果、衣食や日用品など家計で重要な役割を担っている女性が77.3%にのぼることが分かった。既婚者に収入の扱いについて聞いたところ、「自分が管理する」と答えた女性が46.5%、夫の収入とともに「共同管理する」が51.3%。「夫に管理させる」はわずか2.2%だった。マイホームを購入した家庭では、43.55%が自分の名義にしたと回答。都市部では地位の向上とくに経済的、家庭内での地位が高まったことから、女性が消費分野で主導権を握っている実態が明らかになった。 調査では、99.65%の女性が消費の安全について不安だと答えている。最も懸念を示したのが「食品の安全」で、38.12%。次いで、13.43%で「薬品」。「リフォーム」と「化粧品」が12.79%に11.20%。「健康保健品」と「整形美容」「家電製品」がそれぞれ9.79%、9.68%、4.63%だった。 「チャイナネット」2006年9月4日 |