農業部の危朝安副部長によると、1984年8月に実施が始まった「国際農業先進技術導入計画(以下「九四八計画」と略称)」は1996~2005年の10年間に、40余りの国や地域から2000以上の農業ハイテクおよび適用技術、2万以上の品種資源、50万以上の育種材料を導入した。 上述技術の導入と普及、イノベーションによって、中国の農業技術の全般的なレベルと農業生産能力は効果的に高められ、農業技術の遅れた状況と備蓄不足の局面が変わった。 第11次五カ年計画期(2006~2010年)に、中央財政は毎年2億元を投入して、「九四八計画」を引き続き実施する。2010年にさまざまな性格の主要食糧?油糧作物遺伝育種プラットホームを構築し、種、家畜、家禽類の国家クラスおよび地域的な育種供給枠組みを形成し、中国の主要工芸作物の生産レベルと加工能力を世界先進レベルへと向上させ、先進国と緊密な協力関係を結ぶことを目指している。これと同時にプロジェクトの実施を通じて40~50種類の農産品加工技術研究開発プラットホーム、国際協力交流プラットホーム、全国産学研協力ネットワーク、農作品ハイテク開発陣をつくりあげる。 「九四八計画」は中国初の中央財政専用資金による農業技術導入プロジェクトであり、農業分野のこれまでにおいて唯一の導入計画である。「九四八計画」は栽培、漁業、牧畜?獣医、農業機械、開墾の5つの業種、小麦、水稲、トウモロコシ、大豆、アブラナなどの作物、ブタ、乳牛、肉牛、ヒツジ、ニワトリなどの家畜?家禽品種を含む同時に、果物、野菜、綿花、サトウキビ、茶の葉、落花生、ゴマ、ヒマワリ、イモなど40類種の農産品加工技術および資源環境、分子育種、病害虫バイオ防除、農業情報、保護的耕作などのハイテク技術をもカバーするものである。 「チャイナネット」2006/09/05 |