中国新聞出版総署副署長、『中華大典』編修ワーキング委員会の于永湛副主任はこのほど、「新中国建国以来最大規模の文化出版プロジェクトである『中華大典』の編さん?改訂は2009年にほとんど完了し、2010年に出版される」ことを明らかにした。 于永湛副主任によると、2006年から『中華大典』の編さん?改訂作業はスピードアップされており、2006年末までにそれぞれ典籍の資料収集と整理を全面的に始動することを目指している。 『人民日報』海外版の記事によると、2006年には『中華大典』の編さん?改訂は大きな成果を収めた。編集期間が最も短い『哲学典』は年末に出版されることになっている。六部の支典からなり、字数が5500万字の『文学典』のうち、字数がより多い三部の支典がすでに出版されており、2007年上半期までに『文学典』の出版が完了することになっている。 『中華大典』の編集は1989年から試行され、1992年に全面的に始動することになった。収集された文献や資料は春秋戦国時代から辛亥革命(1911年)までのもので、これまでの類書の優れた伝統を受け継ぎ、それを大いに発揚することをふまえて、現代的な科学的図書分類のルールに従って編修された大型の類書である。 元中国国家図書館館長、『中華大典』編修委員会の任継愈主任によると、『中華大典』は儒家、諸子百家、仏教や道教などの諸宗教、地方誌などの優れた文献や資料を収録しており、中国の歴代の漢字古典籍を現代的な科学的分類方法で22の学科に分け、一つの学科が一部の典となり、100部以上の支典からなるものである。2万余種の古典籍を収録し、その中から抜粋をおこない、漢字で総計8億余字となっている。これは『永楽大典』の字数の2倍、『古今図書集成』の4倍にも達すもので、中国のすべての古代類書の字数の合計を上回るものとなった。 「チャイナネット」 2006年9月14日 |