北京市は13日、「北京市第11次五カ年計画(2006~2010年)期間水資源保護?利用計画」を発表した。同市は2006年から2007年に水不足のピーク期を迎え、貯水キャパシティーから見れば人口の年増加数は20万人を超えてはならないと報告している。 同計画によると、北京市は2006~2007年の水不足に、現地水源のみを頼りに対応しなければならないと予想される。一方で北京オリンピック開催に向け、十分な水資源確保が必要だ。これには2008年までに、「南水北調」(南方の豊富な水を水不足の北方へ引く国家プロジェクト)計画の北京市―河北省石家庄市区間の通水を終え、河北省にある大型ダム4基から北京に水を引き、水資源42億立方メートルを利用可能とすることで解決する。南水北調計画が全線開通し、長江の水が北京まで入る2010年には、北京の水資源の需給アンバランスは緩和される見通し。 北京市人口は2010年では1600万、2020年では1800万が水資源不足に対応可能な上限だと分析されている。人口の年間増加数は20万人を上回ってはならない。 「人民網日本語版」2006年9月15日 |