李肇星外交部長は22日、第61回国連総会の一般演説で「対話と協力を強化し、共に平和発展を図る」をテーマに発言した。 ▽国連改革について 新たな情勢の下で、改革を通じて国連の役割を強化することは、全人類の共通利益に合致する。国連は改革問題において、確かなステップを踏み出さなければならない。 ――国連は、国連憲章の趣旨と原則の維持、加盟国の団結と協力、加盟国全体の利益にプラスとなる方向に発展していくべきだ。 ――国連改革は、全方位的で、安全保障?開発?人権など多分野で成果があるものにするべきだ。特に、開発分野への投資を増大し、ミレニアム開発目標の実現を推進する必要がある。 ――国連改革は、加盟国、特に数多くの発展途上国の要求を最大限に満足させるものであるべきだ。民主の発揚を堅持し、存分に協議し、幅広い合意の形成に努力するべきだ。対立点のある重大問題では、慎重な姿勢で、踏み込んで協議する必要がある。 中国は国連改革、特に首脳会議の合意文書における積極的な成果を実行に移すことを歓迎し、国連の平和建設基金に300万ドルを寄付する。われわれは各国と共に、引き続き国連改革を推進し、国連の権威と団結を強化し、試練への対処能力と効率を高めていきたい。 「人民網日本語版」2006年9月25日 |