外交部の定例会見で19日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。 ――第4回6カ国協議で共同声明が採択されてから1年が経った。6カ国協議はすでに前進への流れを失ったとの懸念はあるか。中国は協議再開への展望をどう捉えているか。 関係各国が困難な交渉を経て合意に至った共同声明は、得難いものだ。今共同声明を読み返してみると、各国の共通認識が凝集されており、協議と対話を通じた朝鮮半島核問題の平和的解決、朝鮮半島および北東アジア全体の平和と安定の維持に向けた、多くの良い構想が示され、良い枠組みが描き出されている。したがってこの文書は、みながより大切にし、その履行に共同で努力するに値するものだ。われわれは今も6カ国協議に自信を持っている。6カ国協議は朝鮮半島の核問題を解決する、効果的で現実的なルートだ。 現在、6カ国協議はいくつかの障害と困難に直面しているが、これは実のところ各国の忍耐、知恵、誠意に対する試練であり、われわれは関係各国がこの試練に耐えきることを望んでいる。朝鮮半島の非核化と、朝鮮半島および北東アジアの平和と安定の実現に平坦な道はなく、曲折や起伏に満ちている。われわれが誠意を持ち、自制と冷静さを保ち、実務的で柔軟な姿勢を示させすれば、必ずこの目標に向けて進み続けることができるだろう。 「人民網日本語版」2006年9月20日 |