呉儀副総理は26日、長沙で開かれている「第1回中国中部投資貿易博覧会、『万商西進』トップフォーラム」に出席し、あいさつを述べた。 ▽呉副総理のあいさつの要旨 山西、安徽、河南、江西、湖南、湖北の中部6省は中国内陸部に位置し、東西南北に通じる地理的優位性、豊富な自然資源、美しい生態環境、科学教育の基礎、悠久の歴史文化という多種多様な特長を備えている。 中部地域の活性化は長期的な取組みである。当面は実際の状況から出発し、新たな考えのもと懸命に努力し、着実に推進させなければならない。そのために6つの要求を出す。 (1)経済構造の調整、経済成長方式の転換に引き続き力を入れ、新たな工業化の道を模索する。従来の主要産業の発展を基礎として、新たな主要産業を育成し、特徴ある産業の発展を目指す。資源の節約と環境保護を重視し、合理的に土地を利用し、節約型経済、環境保護型経済の発展に力を入れる。 (2)開放、競争、効率という概念をしっかりと打ち立て、市場経済を発展させるという意識の統一を幹部や大衆に広め、できるだけ早く、統一され、開放され、競争と秩序のある市場体系を構築する。 (3)対外対内開放レベルをより高め、開放型経済を大きく発展させる。すでにある産業基盤を利用し、多国籍企業や東部沿海地域企業により形成された産業チェーンに積極的に関わっていく。 (4)地理的優位性を生かし、穀物生産拠点の建設を速め、エネルギー資源と近代設備製造業およびハイテク産業の拠点構築に力を入れ、観光業を国民経済の新たな成長産業となるように育成していく。 (5)投資環境、特にソフト面の投資環境の整備を重視し、知的財産権の保護に特に力を入れ、国内外の投資家が公平に競争できる市場環境を提供する。 (6)市場自体の育成にも、今以上に力を入れる。 「人民網日本語版」2006年9月28日 |