衛生部婦人幼児保健?社区衛生司の楊青司長は、「2006年障害児発生予防宣伝活動」の開始式典で、中国は障害児の発生率が高く、障害を持った子供が全国で毎年約百万人誕生し、これに伴う経済損失は約10億元になると明かした。「中国青年報」が伝えた。 楊司長は次のように述べた。 百万人の障害児のうち、30%は出産前後に亡くなり、40%は障害を一生抱え、治療により回復するのはわずかに30%だ。調査の結果、全国累計約3千万世帯でこれまでに障害を持った子供が生まれており、総世帯数の10分の1を占める。これによる毎年の経済損失は約10億元に達し、もし、すべての子どもに手術やリハビリ、治療やサービスを提供していく場合、その費用は毎年約300億元となる。 中国のような発展途上国は、国や社会、家庭に対して重い経済負担がかかり、心理的負担も大きくなるため、障害児の発生には予防が非常に大切になってくる。多くの発生原因ははっきりしていないが、各種の予防措置をとることで、数を大幅に減少させられることが証明されている。たとえば、妊娠を考えている時期には予防接種を受け、生活や仕事のなかで有害な物質に近づかないようにすることなどが挙げられる。 「人民網日本語版」2006年9月28日 |