中国商務部はこのほど、サービス業の対外開放政策を計画的に、段取りを追って実行したおかげで、中国のサービス貿易は急速な発展をとげ、サービス業の全方位、多次元の枠組みが構築されることになり、そのうち、サービス貿易の輸出額の世界におけるランキングは28位から8位に上昇し、輸入額は40位から7位にランクアップしたこを明らかにした。 中国政府はサービス業の対外開放を非常に重視しており、サービス貿易分野の開放に対する承諾は、?サービス貿易総協定?の12サービス項目の中の10項目をカバーし、160種類の中の100種を含むものとなり、トータルなサービス部門の62.5%のウェートを占め、開放の度合いは先進国のレベルに達していると商務部の廖暁淇副部長は語っている。 サービス業の開放の現状に言及して、廖暁淇副部長は以下のように語った。 WTO加盟後、中国は承諾をきちんと履行し、銀行、保険、証券、電信サービス、小売業などを含むサービス貿易部門はすでに全面的に外資に開放されている。 同時に、ドーハ発展議事日程のサービス貿易交渉に積極的に参加し、商業サービス及び交通サービスの二つのセクターに対して、新たな承諾を行い、ある部門や分野におけるこれまでの承諾をより一歩改善することに力を入れている。 今後の計画について、廖暁淇副部長はさらに次ぎのようにを述べた。 ?第11次五カ年計画?に組み入れられている「2010年までに、サービス貿易の輸出入総額が4000億ドルに達する」という目標を実現するため、中国は全力をあげてサービス貿易の発展を促し、サービス貿易のモデルケースとサービス業アウトソーシング基地を積極的に築き上げ、強い国際的競争力と成長ポテンシャルのある企業を育成し、その輸出をサポートすることになろう。 そのほか、サービス貿易の発展を促進するマクロ環境を創出することに努め、国際規範に合ったサービス貿易統計システムの構築を加速し、サービス貿易に関する法律?法規を完備させ、業種協会などの仲介組織を発足させることを通じて、中国のサービス貿易を促進しなければならない。 ?チャイナネット?2006年9月30日 |