新疆ウイグル自治区首府烏魯木斉(ウルムチ)市の西部にある克拉瑪依(クラマイ)市は、典型的な資源型都市であり、全国の石油生産で絶対的な地位を占めている。製油およびエチレン関係の大規模プロジェクトを実施し、原油加工能力は1500万トン、エチレン生産能力も120万トンを上回り、中国における大型石油?石油化学工業の基地となることを目指している。 地図の上では感嘆符のようなクラマイ市 関係筋によると、2005年の、同市の原油生産量は1170万トンで、天然ガスは29億立方メートル。原油の生産量は25年連続して伸びつづけている。2006年に石油生産量は1400万トンで、2010年までに、クラマイ市の天然ガス生産量は2千万トンに達すると見られている 。 「第11次五カ年計画」期(2006~2010年)において、クラマイ市の、石油新規確認埋蔵量は年間1億トン、天然ガス確認埋蔵量は600億立方メートルに達し、原油生産能力は年間200万トン増を目指して力を入れている。 石油と石油化学産業の発展に力を入れるとともに、今後の持続可能な発展をもめざしている。砂漠から建設された新興都市であるクラマイ市の環境整備は高く評価されている。どこでも目につく街路樹、きれいに整っている街並み、澄みきった川、喜びにみちた人々の表情は、数十年前に想像すらできない困難に耐えて中国で最初の大型油田に全力をつくした労働者たちの不滅の功績を提示しているようである。 地図から見れば、クラマイ市は感嘆符のような形になっている。大自然とたたかうという意味で、クラマイ市は、どんな困難も恐れない中国の労働者から、世界に残された大きな「感嘆符」であると見られている。 石油労働者の精神をたたえる記念碑 クラマイ市の「歩行者天国」のロゴと見なされている時計台 「チャイナネット」2006/09/30 |