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新版「辞海」、流行の新語は収録せず学術語など重視

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
大型総合辞典「辞海」は今年、2009年版の改訂作業をスタートさせた。「北京晨報」‥

大型総合辞典「辞海」は今年、2009年版の改訂作業をスタートさせた。「北京晨報」が伝えた。「辞海」を出版する上海辞書出版社によると、同辞典は従来の慣例通り10年に1度改訂される。現在出回っている最新版は1999年版。新版の編集作業はすでにスタートしており、各分野の専門家から意見を集め、収録語彙(ごい)リストがほぼ完成した。収録語彙は現行版を基盤として、約1万語(10~20%)増やされるという。

2009年版「辞海」改定作業は2008年に完了、2009年末に発売される予定。「神六」(宇宙船「神船六号」)や「納米」(ナノメートル)など、科学技術の発展や時代の進歩を反映するような新語が新しく収録される。一方、「超女」(中国で人気のオーディション番組)など、世間の流行語となっている言葉は収録されない。関係者はこれについて、「辞海」収録語はインテリジェンス性が考慮されることと、その語自身が安定性を備え、社会に定着する必要があることを理由に挙げた。新版にはほかに、「巴金」など社会に大きな影響を与えた人物の名前リストが加えられる予定。

2009年版「辞海」は、一冊のインテリジェンス百科全書として、「現代漢語詞典」とは一線を画す。「辞海」は主に、現代社会科学や自然科学の発展、特に生物学、電子技術、コンピュータ、経済など急成長中の重点分野に関する語彙を収録している。

「人民網日本語版」2006年10月19日

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