世界主要都市の競争力番付「世界競争力報告(2005~2006)」が11日、成都で公表された。米ニューヨーク、アイルランドのダブリン、英ロンドンが上位3都市に選ばれ、中国からは香港が19位に入った。 同報告は中国社会科学院とバックネル大学(ペンシルバニア州)の主導により、米、中、カナダ、イタリアなど8カ国の研究者が作成した。同報告の発表は今回が初めて。 同報告は、研究の枠組みや指標体系を設定した上で、都市に関する客観的データの収集とその分析をもとに、世界110都市の競争力を75項目に分けてランク付けした。主な項目には、総合競争力、人材力、企業力、生活環境、ビジネス環境、イノベーション環境、社会環境、産業総合競争力などが含まれる。 総合競争力の上位20都市を地域別に見ると、欧州が10都市、米国が8都市、アジアが2都市で、世界の経済発展水準とほぼ符合している。欧米の都市が比較的強い総合競争力で優位に立った。アジアからは、早くから発展を遂げている東京と香港が上位入りした。 「人民網日本語版」2006年6月13日 |