中国国家観光局が先般発表した2005年度全国旅行会社業務状況年次レポートによると、中国の旅行会社全体の昨年の売上高は再び過去最高記録を更新した。 2005年には、旅行会社全体の海外観光者受け入れ業務による売上高は前年同期比15.61%増の187.05億元で、旅行業務総売上高の17.48%を占めるに至った。受け入れた海外観光者の中で、外国人は同10.57%増の547.18万人となっている。昨年の国内観光業務の売上高は同10.40%増の691.13億元で、旅行業務総売上高の64.58%を占めている。 昨年の海外旅行業務の売上高は同4.31%増の191.96億元で、旅行業務総売上高の17.94%を占めた。2005年の海外旅行者数は延べ679.69万人で、そのうち外国へ出かけた観光者数は同18.62%増の312.67万人で、香港?澳門(マカオ)への観光者数は延べ367.02万人で、同24.41%増。 同レポートでは、2005年末現在の外資系旅行会社の数は同年度に新規増加した4社を含めて合計21社となり、国際旅行会社総数の1.32%を占めている。 外資系旅行会社の中で、外国業者100%出資の旅行会社は7社、外国業者の持株による共同出資旅行会社は5社、中国側持ち株の共同出資旅行会社は9社となっている。地域別で見ると、北京が13社、広東が3社、上海が3社、雲南、天津がそれぞれ1社。外資系旅行会社の旅行業務の売上高は国際旅行会社の総売上高の2.08%を占めている。 また、国際旅行会社の数が旅行会社総数に占める割合が9.44%で、従業員数は全体の35.68%、資産は全体の65.79%、旅行業務の売上高は全体の62.44%、旅行業務の粗利益は全体の63.06%を占めるに至っている。 「チャイナネット」2006年6月27日 |